Hiroyuki Nakano Blogで「RED ONE」と一致するもの

モンゴル!!!!

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僕が編集室を置かせてもらっていて、ずっと懇意にしている企業があります。
親友の林郁さんがCEOをつとめるデジタル・ガレージは 
価格COM、映画.COM,食べログ、twitterなどのサービスを手がける他に、
新しくいいアイデアを持っている人に場所やネット環境と投資家に
プレゼンする機会を与えるようなアントレプラナー的な事業もやって
いる自由な雰囲気の素敵なIT企業です。
そして、サンフランシスコに新しくビルをリノベして、
インキュベーション、スタートアップを国際的に 支援する場所を作った訳です。
そして、僕がその場所をデビューさせるパーティで上映する映像を演出する
ことになりました。

ある日、林さんから電話がありました。


「音楽は、坂本龍一さんにお願いしたから、中野君、映像よろしく! 」
うん??テ、テーマは?」 
「East Meets Westでよろしく!」

「そんでいくらでできる?」

「ああああ、まだ中身が決まってないから」

「、、、、そうだね。」

「なんか考えとくね、音楽来ないとわからないし」

「OK」大体、いつも1分くらいで電話が終わるんです。

そんなかんじの短い会話で、テレパシー使っても何作ったら喜んでもらえるかなんて
掴むのは無理!!(笑)
てなわけで、約一ヶ月、音楽が来るまで企画を 考えて、
けっこうな短編の企画でモンゴル、香港、シスコ、東京を撮る
 準備をしていたら、音楽のデモが到着して、、、、、、、、

 音楽が、素晴らしすぎるんです。音楽が俗なコマーシャルな内容を
欲しがって いんです。
とはいえ、企画をゼロに戻して企画し直さないと。

 モンゴルに行きたかったのもあって、
東と西が初めて出会った場所 シルクロードをテーマにしてみようと思いました。

なんとか、バタバタの中、準備して、モンゴルへ。 
ところがいきなり、機材の重量オーバーで69万払うはめに、、、ガーン。
いきなりな予算オーバー事件ですよ。
そして、モンゴルのツートップ俳優と 衣装合わせしていたら、
もう少しお小遣いちょうだいよの攻撃も、、、
色々あったけどさ、空が広いからなんでもいいんだ!!!
広い.jpg

ゲルと呼ばれる、モンゴルの住居。もちろん、ウランバートル

のような都会では、高層ビルにアパートが入ってる訳だけどね。

今でも、基本は、遊牧民で、自分の土地を持たずに、広い国土の

草原を放牧しながら移動する人が多い。

ゲル.jpg

ストーブが真ん中にあって、馬や家畜の糞を燃料として

燃やして暖をとる。ニャーも、暖かいところが大好き。

モンゴルノニャー.jpg

渋滞の街、ウランバートルを脱出して30分くらいしたら

通行税をとる場所が会って、そこにはポツンと離れたところに

トイレが。

トイレ.jpg

馬を空撮する短編の企画にしたので、モンゴルの俳優さんで馬を

さっそうと乗るエビちゃんが衣装をつけて慣らし中。

ハーン.jpg

ちょっと、中にダウン着てたから膨らんでて格好よくないけどね

ISSEY MIYAKEのシルバーコートを着て、寒さ対策バッチリの私。

モンゴル銀.jpg
朝陽.jpg

二夜に渡り、夜中、星のコマ撮り撮影を「極富士」の名カメラマン

佐藤宏さんにお願いして、やってもらった。

佐藤宏.jpg 星.jpg

朝陽が登ったら佐藤さん、おつかれさまで、にゃーがまぶしいにゃー

ってしてて可愛かったので、この横位置からコーヒーカップとiphoneを

左手で持って右手でささえていたのを忘れて、縦位置で撮りたいなって

思って右手を離して、左手を左にひねってiphoneを縦にしたら、さあ

どうなるでしょうか、はい、暑いコーヒーがジャーってダウンの袖から

入ってきてびしゃびしゃになってしまいました。

にゃー.jpg

撮影は、ヘリコプターと車から。


へりと.jpg

ヘリから身体を乗り出して相変わらずの手持ち撮影だべな。

最新のスタビライザーがついたものなんかモンゴルにあるもんかい!

でもおいらはそれに慣れてるし、いい映像にしたい力があるから大丈夫。

RED EPICの5Kの60コマで撮影して、HDで仕上げるから揺れをなくする

ために一枚一枚、マニュアルでぶれとか揺れをなくす作業をしました。

スタジオでさらにスタビをかけたら、もう、あなた、全然揺れてませんよ!

samurai.jpg

こちらでムービーはご覧頂けます

http://www.garage.co.jp/ja/dg717/


撮影が終了して、渋滞で動かず、一番近いところにある日本食屋によって

店は禁煙なので、外でタバコ吸っていたら、知った顔の人が「火ある?」

って近づいて来た。あれ?この人は、、、そう朝青龍さんですよ。

朝青龍.jpg

撮影は日没の後もやったんですが、その時にメガネをその場に置いて

薄暮のいい感じの間に6カット撮らなきゃいけなくてバタバタしてたら

メガネはどこ??って、、、あれ?真っ暗の中探したらバキってフレーム

が折れ曲がったまま発見されました。ああ、助かった、とりあえず見える。

壊れたメガネ.jpg

モンゴルは、4月5月6月7月くらいまでが緑一面の草原になるそうで、

次はその時期に必ず行きたいなと思いました。



ついに7Dが到着。我慢に我慢を重ねてついにゲットした新しいカメラ。 これで、また僕も新しい作品を作っていく事ができる。機材の進化によって、映像は進化してきた。 画期的な映像革命を起こした5Dマーク2の頃は欲しいけどレンタルで いいやと思っていたのだけど、7Dになってその扱いやすさの進化を 期待して買ったのです。 本体と、レンズ、ACアダプターとインターバル撮影をするためのリモコンは 星や、雲や、長時間同じ構図を撮影するためのもので、予備バッテリーと 予備バッテリーをチャージするチャージャー。液晶プロテクトフイルムと MCプロテクター。 購買セット.jpgそして、これが、ムービーに不可欠なファインダー。ZAGUTOと言って、4万ちょっとするけども、
液晶画面を拡大してくれるファインダー
接着シールが着いているところを液晶に合わせて装着する。

Z-finderZaguto.jpg
ボデイに張り込んだ台座部分。



settyakubu .jpgZaguto.jpgこれでムービーカメラスタイルになった。
7D+sigma lenz+Zaguto finder.jpg上から見ると、ズーム延ばすと、鳥みたいじゃん。
like abird.jpgズームはすっげえ、寄れる。感動。
東京タワー.jpgひき.jpg
撮影してわかった事。写真はべらぼーにきれいである。参った。
動画は、写真が動くってことがよくわかる。
720P60fpsはスローモーションって記事があったんだけどウソで
59.94fなのでスローではない。これが痛かったなあ。期待してたから。
次のモデルになるとスローも搭載されるだろうな。
やっぱり、これ一台ですべては無理か。
動画撮影だと、REDが主流だけども、REDとの2カメでいくならREDでいいいしな。
でも少しソフトかな、EOSのほうが。夜は絶対に7Dの圧勝。でも照明しないとだめだから
一緒か。
このカメラをメインにして、映画を作る計画を立てようと思う。
先行投資額現在33万。これにフォーカスフォローと液晶モニターとショルダーと
ハンドグリップで、完全にプロの映画カメラになる。残り、いくらかかるんだろ。
インテックスにきいてみよう。


EX.jpg 1月に映画「TAJOMARU」の撮影が一時終了し、 2月中は4月の土曜深夜NTVで放映される「イケ麺探偵 いいんだぜ!」の撮影、 そして飛騨高山でKIRINの焼酎のCM撮影をやった。 映画はパナヴィジョンの35ミリFIlmだが、TVはRED ONEの2K,4K そしてXDCAM+mini35でドラマ部分を、CMはHDCAM+PRO35で 撮影した。 げんば.jpg RED ONEは4Kというとてつもなく大きいサイズの動画が 撮影できるカメラで、通常が4Kを基本にしていて、2Kにすると、 レンズが35ミリなら、70ミリのサイズというふうに倍の大きさになるが 100コマまでのハイズピードが撮影できるので、ARIFLEX3みたいな 使い方をする。ファイナルカットでは2Kまでなので、2Kを推奨して いるが、レンズがなにせ14ミリが最高にワイドなので28ミリからの 使用となるので、そういう制限と、フォーカス送りのシビアさが モロにくる。これからはフォーカスマンは一生食いっぱぐれがない。 REDのデータは写真のRAWと同じ考え方なので、現像ソフトで すっごく時間をかけて現像する。レッドアラートはフリーアプリだし。 XDCAMのほうは、すぐにデータが読めて便利だ。 EX-1というカメラだったが、ファインダーがだめで、フォーカスが 非常にわかりづらい。オートフォーカスは反応が遅く、使えない。 ハイキーの背景では人物の周りに青のエッヂが出る。でも キレはいい。デジタル時代になって、ますますカラコレが大事で 撮影時に決めれる事よりもポスプロでいかにトーンを作るかが 大事になるが、とにかく照明が大事。 4Kの動画は8メガピクセルの静止画を無限に1秒に30コマづつ 撮影しているのと同じなので、それはチャンスに強いからスチール ねらいもいいと思う。肌などは、写りすぎてどうにもならない。 動物や風景やひきでの群像に向いている。 スチールカメラの動画も一緒に撮影したので比較したが、キヤノンの 50DマークⅡのフルハイビジョン動画はレンズによって抜群の美しさ であった。レッドよりもHDCAMよりも美しいボケと色。 カシオのEXILIMのEX-F1はきさくにスチールと動画が撮れるので 日常に向いているカメラだが、動画でキヤノンはフォーカスは マニュアルとなるが、カシオはオートフォーカスがきくのでまじで でかいレンズの恩恵を受けて安いデジタルムービーカメラよりも 画質もよい。300コマのハイスピードはiphoneなどではきれいだし。